マツバラバンバ

我武神松原也。ごく稀に更新する化石ブログとするぜ

受かる志望動機と落ちる志望動機

松原です。

今回は、ヤマハ㈱に落ちてしまった最大要因である志望動機について私見を述べたいと思っています。

私の場合、意外にもこれまでの2社で志望動機については聞かれませんでした。

それが故に、志望動機について深く考えることのないまま大失敗することになったのです。

 

志望動機と転職理由はセット品

採用する側の目線になって考えてみますと、面接に呼んでいるということは、採用しても良い人物かもしれないという期待を込めているわけです。

そのうえで、企業が気にするのは、「この人は定着して自社で働いてくれるのだろうか?」という点です。これがキーポイントだと思っています。

 

長期定着化という観点で述べますと、以下の点が必然的に重点的にチェックされると考えられます。

 

・なぜ、今の会社を辞めようと思っているのか

・辞めようと思っている理由は妥当な理由か。自分でやれることをやったうえでの結論なのか。

・他責思考はないか。(他責にして再び辞めるような人材ではないか)

・今の会社を辞めて、新天地で求めている環境、条件は何か

・新天地で求めている環境、条件に自社がマッチしているのか

・上記を総合して、自社を志望している理由がオンリーワンなのか

 その志望動機だとすると、ウチじゃなくても良いんじゃない?

ヤマハの面接では、おそらく面接官に上記のように思われてしまいました。

私の用意した志望動機は以下の内容でした。

 

・過去、ヤマハのネットワーク機器を使った経験がある

・その経験を経て、製品の品質/コストパフォーマンスが素晴らしいと感じた

・だから、そのような素晴らしい製品を扱い、自信を持った営業展開に繋げていきたい

 

まず、上記ですと配属先に特化した志望動機であって会社の志望動機じゃないんですよね。

長期的に考えると、ジョブローテの可能性も十分あるわけで。前提として、ヤマハという音響メーカーに対する共感があったうえで、経験上配属部署への貢献ができるといった構成でないと、人事や経営者目線で言うとどうかと思いますよねきっと。

 

さらに、私の転職理由は以下の構成で説明をしていました。

 

・今の会社は、客が新しいサービスや付加価値を求めている傾向が強まる中、体制や技術力などが理由で、決まりきったソリューションしか展開できない

→転職先では、その不満を解消する環境に身を置きたい

 

そう考えますと、「新しい価値を生み出す」ことがヤマハで実現可能と思われる説明が必要不可欠ですが、私の志望動機では論理が成り立っていませんでした。

 

志望動機を伝えた後の面接官の反応が今一つだったのも、今となれば納得感アリアリです。

 質問の意図は何か

これは何も志望動機に限ったことではないですが、面接で投げかけられる質問には、必ず狙いがあります。

面接は事前準備が極めて重要だと2度の転職活動経験を経て感じていますが、この事前準備をする際に、質問の意図(その質問をすることで確認したいこと)は何なのかを企業側の視点になって考えること。これが面接の秘訣なんだと思っています。

 

 

それでは今回はこの辺で。That is all