キャリアプラン?そんなのないです【面接対策】
松原です。
今回は、面接でよく聞かれる「キャリアプラン」について述べたいと思います。
キャリアプランは本来用意する必要がない
就活および転職活動において、高い確率で聞かれるこの質問ですが、これが描けなくて困っている方は多いのではないでしょうか。
かくいう私もその一人でした。キャリアプラン?そんなものないよ!なんとなく良さそうな会社だから受けているというのが多くの方の本音だと思います。
考えは変わる
私は、新卒時に防災メーカーへ入社しました。
学生当時は、防災という火災から人命を未然に防ぐという社会的意義が非常に高い事業に感銘を受け、入社を決めた経緯があります。
当然、入社時は防災事業でキャリアを積んでいく気満々でしたが、入社してからの新入社員教育の過程において、防災事業だけでなく、別の事業も小さい規模感ですが展開していることを知り、そちらのほうに興味を持つようになりました。
その後、配属面談では防災事業ではない部門へ第一希望を出し、希望が通って配属に至りました。
このように、学生時に描いていたキャリアプランは考えの変化により意味のないものになります。そして、3年・5年とキャリアを積むことにより、また違う考えや欲求が生まれます。それは当然のことだし、むしろ考えが3年・5年後でも全く変わらないほうがマズイことだと思います。
キャリアプランを問う目的
私が思うに、採用側もそんなことは当然わかったうえで質問しているのだと思います。
では、なぜこのようなある種意味のない質問をするのかというとう問いに対する私の考えは以下となります。
【計画性、逆算思考の有無】
今の時点で10年後に管理職になりたいとします。では、応募先の管理職はどのような能力が求められるのかを自分なりに考え、仮説検討し、その能力を身につけるためのスケジュールを10年スパンで立てられるのか。
そして、上記内容を言語化して伝えられるのか。そこを見ていると私は思っています。
全ての仕事において、納期はあるものですので、納期から逆算して必要な作業を洗い出し、作業毎の納期感を把握して進めていくことが重要な中で、逆算思考の有無をこの質問で確認しているような気がします。
よって、本音ベースでは意味のない可能性が大いにあると知りながらも、面接対策において3,5,10年とありたい姿を設定し、その時点で身に着けたい能力をピックアップするというの面接対策を私は2度目の転職活動時に行い、結果としてうまく対応できたと思っています。
参考になれば幸いです。
That is all