某ISP会社 1次面接体験談【初めての転職体験談:1回目の面接】
松原です。
さて、エージェント面談を終えてから苦難は始まりました。
結論から言うと、私は内定をもらうまでに27社応募しています。ほとんどが書類落ちなんですけどね。
応募するにあたり、openworksというサイトで応募先の企業の実情をできる限り確認していました。
自分が所属していた会社の口コミを見る限り、大きくうなずくような、リアルなコメントが数多くあるので、一定の信頼性はあるんじゃないかなと思います。
3社程応募し、面接選考まで進んだ場合はその企業に集中。手駒がなくなれば再度応募する、そのようなスタンスで転職活動を進めていました。
そんな最中、記念すべき1社目の面接が決まり、エージェントから頂いた面接対策(想定問答集作成)を行い、自分が応募先で働くイメージを具現化して面接当日を迎えました。
【求人内容】
IOT事業企画(採用人数1名)
【面接官】
配属部署のマネージャー職1名
【選考内容】
・面接
【質問された内容】
・希望の待遇条件
・etc
※すみません。よく覚えていないです。
圧倒的大敗
結論からいうと、完膚なきままにボコボコにされ、検討の余地なく翌日に即効でお祈りされました。
今考えると、準備不足と自己分析不足が最たる要因なのですが、企業との相性も合わなかったんだと思います。面接官との価値観も合っていないような気がするので、仮に入社したとしてもきっと艱難辛苦を味わうことになったのでしょう。
そういう意味では落ちるべくして落ちたと言えるので、悲観的になる必要のない事案なのですが、転職活動をしてから最初の面接だったので、結構ダメージは大きいものでした。
落ちた要因:準備不足
当時の私は、コミュニケーション能力が高いと自分では思っていました。
就活の面接でも、それなりにうまく意思伝達ができていたほうだと思いますし、日々の仕事の中でも自分の意志や目的をある程度わかりやすく伝えられてると思っていました。それが故に、「俺ならば大丈夫だ」という驕りがあったのだと思います。
想定問答集は用意しましたが、用意した問答を掘り下げた場合に、私と初めて相対する人が納得できるであろう回答が用意できていなかったのです。
当落の分岐点質問:あなたは将来どんな人材になりたいと思っていますか?
面接はなごやかな雰囲気で始まりました。1次面接は現場のマネージャークラス1名のみでした。
面接官「私も〇〇のIPカメラ扱ったことありますよ」
私「そうですか。〇〇社はコストが抑えられている割に性能が良いですよね」
などと、フランクな雰囲気で感触も悪くありませんでした。
雰囲気が一変したのはいわゆるキャリアプランの質問を受けた際です。
面接官「あなたは将来どんな人材になりたいと思っていますか?」
そこで、私はこう答えました。
私「はい。将来は御社のマネージャーとして活躍できる人材となるよう業務に従事したいです」
それに対し、このような質問をされました。
面接官「松原さんにとってのマネージャーって何ですか?」
これは想定していませんでした。それに対し、自分が当時裁量を与えられていたものの、ピンチの時には誰も助けてくれない、助けを求めても「自分でなんとかしろ」と返される孤独な環境にあったこともあり、本音ベースで
「部下の言うことを否定しない。部下の発言を肯定し、そのうえで未熟なところを指摘する、部下から信頼される管理者を私は目指したい」
そんなようなニュアンスで答えました。すると、面接官の雰囲気が一変することに。
面接官「松原さん。あなた何歳でしたっけ?」
私「32歳です」
面接官「そうですよね。その歳だったらね、そんな青臭いことじゃなくて大切なことが何かくらいわかるでしょ?」
2年前の記憶なので、若干あやふやですが、上記のような言葉をかけられたと思います。そこから、ダメ出しが入り、私は額にかいた汗と共に「あぁ。落ちたなこれは」と感じてしまいました。
正直、そこから先はあまり覚えていないです。
面接官の価値が利益優先主義であり、マネージャーは利益を生み出すためにどう考えるのか、それがマネージャー像だ!というような話だったと記憶しています。
それは私も同感であり、利益を生み出すプロセスにおいて、部下の信頼をつかみ、部下が能動的に動きやすい環境を作ることで、結果として利益の創出に繋がるというのが私の価値観なのでしたが、伝え方を誤ったのか、面接で説教を受けるという事態に繋がってしまうのでした。
結果として、自分の面接対策は甘かったと自覚するという意味で、パンチの効いた良い経験をさせてもらったと思います。
That is all